キムチの賞味期限は?
最近、kim'sの手作りキムチの賞味期限についてのお問い合わせをよくいただきます。「キムチは発酵食品なので、とくに賞味期限はありません。」とお答えしてきました。漬物販売の許可をとったとき、保健所から発酵食品なのでとくに記載はいらない、と教えていただいてました。
ところが、保健所の方針が変わったようで賞味期限の記載を義務付けるようにと指導がありました。そこでkim'sとしては製造年月日からの1ヶ月(10度以下の冷蔵保存かつ未開封の状態)とさせていただきます。これはキムチが酸味を帯びてくるくらいの状態です。
酸味を帯びたキムチに対してもお問い合わせいただくことがありますが、これはまったく問題ありません。そのまま食べるのには酸っぱいというのであれば、炒めたり煮たり、加熱すると深い味になってとても美味しいですよ。
キムチは発酵食品
正直、キムチの賞味期限を1ヶ月とするのは本当はもったいない気持ちでいっぱいです。というのも、韓国では古漬けのキムチを「ムグンジ(묵은지)」というのですが、数年もの、いや数十年もののムグンジというものが存在し、かつ高級食材として重宝されている事実があるんです。
古漬けになり、発酵が進むと乳酸菌がたくさん増えます。キムチの乳酸菌は腸に届く強い乳酸菌です。古漬けのキムチを賞味期限切れというかたちで廃棄するなど愚の骨頂ですよ~。ただし、古漬け=発酵です。ここが重要です。スーパーで売っているような量産型の市販のキムチはそもそも発酵しないように作られていることもあります。そのような発酵しないキムチを放っておいても発酵しないで腐ってしまうので、注意してください。