大韓ロック探訪記

韓国音楽=K-POPだけじゃない!

大韓ロック探訪記(DU BOOKS)
大韓ロック探訪記(DU BOOKS)

韓国人気ロックギタリストは日本人

長谷川陽平さんとkim'sオーナー、キム・ソンボン。2012年5月、ソウル弘大のライブハウス빵-BBANGの前にて。
長谷川陽平さんとkim'sオーナー、キム・ソンボン。2012年5月、ソウル弘大のライブハウス빵-BBANGの前にて。

待ちに待った本が先日5月16日に発売されました。韓国で人気のミュージシャン、長谷川陽平さんの本です。もともと日本で音楽活動されておられた方ですが、大韓ロックに魅せられ渡韓して約20年。今では人気バンド「チャン・ギハと顔たち」のプロデューサー兼ギタリストとして大変有名な人物です。

その長谷川さんが体験した約20年の韓国音楽生活の汗と涙をまとめたのがこの本、「大韓ロック探訪記」(出版社:DU BOOKS)です。まだ私(kim'sのママ、直佳と申します)は全部読んでないのですが、もう最初から興味深い話が盛りだくさん! 本当は完読してからこの記事をアップしたかったのですが、いち早くkim'sからこの本の紹介をしたくてお知らせする次第です。

大韓ロックの歴史的バンド、サヌリムやカンサネ・バンドから現在の人気バンド、チャン・ギハと顔たちのギタリストとして渡り歩いてきた長谷川さんから語られる話はもう震えがとまらないくらいです。よくkim'sでもBGMで流させてもらってます。K-POPファンの多い中、異色な音楽が流れるのは我々が大韓ロック好きなためです。

大韓ロックとは

主に60年代~70年代の音楽なのですが、ロックとも歌謡曲ともつかない感じのバンドサウンド。日本で言うところのグループサウンズに似たようなところがありますが、かなりのサイケデリックな音作りやファンキーなリズムがあったりと特徴のあるものが多いです。ですが、韓国では一般の人が普通に、当たり前に、歌謡曲として聴いて歌って踊っていたので、韓国以外の国の方が見ると違和感を覚えるようです。そこが大韓ロックの非常に魅力的な部分です。(実際に、現在でもカラオケでインディーズバンドの曲を普通におじさん達が歌って踊ります。)

というような話も本の中で長谷川さんが語っているので、興味ある方はぜひ読んでみてください!